生理が異様に重い人
出血量が多い人
そんな人には、一度子宮内膜症をうたがって婦人科を受診してほしいのですが、診察がどんなものか分からないと行くのも不安ですよね。
そこで、子宮内膜症歴5年程のわたしが、子宮内膜症の初診・診察についてお伝えします。
これで少しでも不安が減って、婦人科に通いやすくなるとうれしいです!
前回の記事はこちら▶子宮内膜症(チョコレート嚢腫)になった話
もくじ
【初診の様子は?】子宮内膜症かどうかの検査について
初回は問診、検査、MRIの流れの後、治療方針の話となることが多いでしょう。
順を追って説明しますね!
初診の流れ
まずはほかの科同様、問診があります。
いつから痛むのかなど、基本的なことを聞かれます。
わたしの場合は、『毎月痛むが、なんとなく2カ月に1回とくに痛む気がする』傾向があったので、そういった話もしました。
気になる点があれば、誤診を防ぐためにも伝えるようにしましょう!
問診の後は検査です。
何で生理が重いのか?腫瘍の有無を確認します。
検査方法は主にこの2つ!
- 下からカメラを入れる方法
- お腹の上からエコーで診る方法
下からでは痛みがある人やイヤな人、未経験の人はエコーになります。
初回はMRIを案内されるかも
上記のような検査にプラスして、初回はMRIを撮ることが多いです。
MRIはCTより解像度の高い映像が撮れるので、検査精度を上げるためにも1度は案内されるかもしれません。
必ず案内されるわけではないですが、案内されるかもと思っておいた方がいいでしょう。
CTで子宮筋腫が見逃されていたわたしとしては、MRIは誤診防止になるおすすめです。
MRIは後日撮影が基本
MRIはCTと似た方法で撮影されるのですが、CTに比べ撮影時間が長いです。
そのため、予約して別日に撮るパターンが多いでしょう。

ちなみに
- MRIはCTより検査料が高いので、検査の前にだいたいの費用を確認された方がいいでしょう
- (子宮の検査なら、1万円でおつりが返ってくる価格帯)
- また、撮影日は検査着に着替えやすい格好で行くと良いですよ
それらの検査を経て、子宮内膜症と診断されたら投薬や手術などで治療していきます。
子宮内膜症の治療について
薬での治療の場合、ディナゲスト(ジェネリック医薬品はジエノゲスト)が主流になるでしょう。
処方後、数週間は様子見期間。

この薬の最大処方日数90日分です
だいたいの方は30日~90日の間隔での受診になるでしょう。
ただ、最初から90日分は出してくれないと思うので、なれるまでは1カ月間隔が多いですね。
診察・検査と薬の処方
1~3カ月間隔でくり返す感じです。
服用が長くなれば、2回の受診に1回の検査でも薬を処方してもらます。
時短になって検査代もかからないので、安定したら先生に相談してみてもいいでしょう♪
検査方法がエコーの場合
定期検査がエコーの場合は、尿が多い方が診やすいそうです。
検査日は、なるべくたくさんの水を飲んでから受診するようにしましょう。
また、お腹を出せるようワンピースは避けていくようにしましょう!
検査が下からのカメラの場合
下からの場合は、検査しやすいようにスカートやワンピースの方がいいですね。
女性医師と男性医師でどっちがいい?女医さんの方が良いのかな?
女医の方がいい
男性医師はヤダ
と思う方は、女医がいる病院を受診すると良いですね。
デリケートなことですし、話しやすい・話しにくい性別があるなら、希望する性別の先生がいる病院を探しましょう。
病院なびなどでは女医を指定して検索もできます。
ですが特にこだわりがなければ、近くの評判がいい病院に通うのがいいでしょう!
時間・お財布的に、負担がかからないですみます。
今後長く通うかもしれないので、通える距離というのは大事です。
初診は安心を買って遠くでも、距離が負担の場合は、通院は近くに転院というのもありです。
その場合は先生に相談しましょう。
ちなみに
わたしの経験では、女医さんより男性医師の方がやさしく説明が丁寧でした。
婦人科に限っては男性医師の方がいいイメージがあります。
とはいえ、性別というよりも先生との相性の問題なので、『男性はイヤだ』という拘りがないなら、あまり気にすることはないと思います。
婦人科の病院の様子
わたしは子宮内膜症で3つの病院に通いました。
その経験からの印象では、入院施設の有・無で雰囲気はだいぶ違います。
また、入院施設(産科)がある病院の場合は、パパさんが待合室にいる率も高いです。
見るからに『妊婦さん』な女性も多いですね。
比べてクリニックは男性率が低いです。
というか、わたしの通っているクリニックでは見たことがないです。
また、『妊婦さん』らしい女性も見かけませんね。
だからどっちの方が通いやすい、などをわたしは感じませんが、病院によって通う人の種類が違うのだな、とは感じました。
大きい病院の方が設備も充実してるので、どっちに通ったらいいか迷ったら、大きい病院に行ってもいいですね。
ただ最近の大きな病院は紹介状必須な場合が多いです。
その場合は街のクリニックでも問題ないでしょう。
もしクリニックにMRIを撮る設備がなくても、撮影だけ他の病院に依頼してくれます。
他の病院に撮影に行く手間はありますが、クリニックだから/病院だからという理由で、検査結果に差は出ないので安心していいでしょう。
【まとめ】子宮内膜症の検査や治療について
『生理が重いから、もしかしたら病気かも』
と思っても、婦人科って妊娠したら行くところで、それ以外は未知ってイメージが強いと思います。
どんな検査をするのか分からず、不安なのになかなか最初の一歩が踏み出せない、そんな科だと思います。
わたしがそうでした。
『検査は痛いのではないか』
『恥ずかしいのではないか』
などと考えて病院に行かなかったばっかりに、どんどん症状は進行して6㎝もの腫瘍を作り上げていました。
病気は早期発見が一番です。
早めに受診して、治せる内に治してしまいましょう!
この記事が、生理が重い方や子宮内膜症っぽい方の、通院への後押しになったらうれしいです。