
今回は、つみたてNISAや株などの資産運用をするにあたって出てくる、
- 投資と貯蓄のちがいってなに?
- 複利って?
- 投資ってリスクはないの?
- ファンドとか聞くけど分からない
- デメリットを教えて!
の疑問についてお答えします!
この記事は『資産運用をはじめよう!』の補足になりますので、よろしければこちらもご覧ください。
貯蓄とは?投資とは?
まずは『貯蓄』と『投資』ってなんだろう?
この2つの違いについて、改めて確認しましょう。
資産を増やす方法は2つ、『貯蓄』と『投資』です。
定義はいろいろですが、基本的に『貯蓄』とは現金を蓄えることを指します。
たとえば、このワニ君のように目標を立て、コツコツと貯めることを『貯蓄する』といいますね。
毎月5万円なら12カ月で60万円。
10年貯めれば600万円、20年続けば1,200万円!
そうやって、現金を増やすことが『貯蓄』です。
『貯蓄』は現金が手元(または銀行)にあるので、急な出費にも対応することができます。
一方、『投資』は利益を見込んで、株や投資信託を購入することです。
『貯蓄』と違って、手元に現金はありません。
このうさぎ君は『投資』をして、中長期的な目線でお金を増やそうとしています。
毎月1万円貯めれば、年12万円。
それが15年なら、貯蓄で貯まる額は180万円です。
しかし『投資』をして、226万9,000円にすることができれば、15年後には46万9,000円の差になります!
『貯蓄』は、予定通りに貯められればいいのですが、実際はなかなか難しいですよね。
毎月5万円なら12カ月で60万円。
10年貯めれば600万円、20年続けば1,200万円。
ですが、実際は突発的な出費が重なったり、そもそも毎月5万も貯めることが困難であることが多いです。
また、銀行でお金を貯めても、金利なんてたかが知れています。
数十万円入れておいても、金利1円2円なんてこともありますから、今や銀行口座などただの貯金箱です。
家に置いておくか、外出先でも引き出せる銀行に預けているかの違いですよね。
そこで、お金を貯めるなら『投資』がおすすめなんです。
おすすめというか、やらないと損をするだけなので、とりあえず今すぐはじめた方がいいです。
投資ってどういうこと?
投資って言葉は知っていても、実際にやってみよう!となるのは、なかなか難しいですよね。
だって正直、何がどうなってどうなるのか、分かりにくいですもん。

そこで改めて、投資とは?を考えてみましょう。
先述したとおり、投資とは中長期的な目線でおこなう、未来のための資産形成の方法です。
株や投資信託を購入して、長い期間をかけて少しずつ資産を増やします。
こうして増やした資産は売却することによって、お金に換えることができるのです。
『投資』は値上がりや分配金などにより、貯金よりも利益を得られる可能性が高いのが特徴です。
そのため、『今必要なお金』ではなく『未来に必要なお金』のための資産形成に向いているといえます。
デメリットはないの?
未来の資産を増やすには『投資』がいいことは分かったけど、デメリットはないの?と、心配になりますよね。
投資のデメリットとしては『リスク』があるという点があげられます。
では、その『リスク』とはなんでしょうか?
注意
『投資』でいう『リスク』は、『危険』や『損失』という意味ではありません。
あくまで、その『可能性がある』という意味での『リスク』であると覚えておきましょう。
では、どんな可能性があるでしょうか?
例えば、企業の倒産や株価の暴落。
為替なら、円と外貨のバランスが崩れる場合などがあげられますね。
リーマンショックでの株価暴落、それによる企業の経営破綻はまさに『可能性』が現実のものになった時でした。
また、日産のゴーン元会長の事件があった後、日産の株価はだいぶ下がりましたね。
なので、この頃に引き出そうとしていた方は、かなり影響を受けていたと思います。
しかし、投資は中長期的な目線で行う資産運用方法です。
この表を見てください。
これはyahooの日経平均株価の10年チャートです。
リーマンショックのあったのは2008年9月。
それから数年は株価は低迷していたのですが、その後は右肩上がりで上昇しています。
市場は、世間が落ち着けば元の生活に戻ろうと動きます。
また、2020年世間を騒がせたコロナも、ある程度収束したら株価は緩やかに上昇し始めました。
株の基本は、投資の基本は『安い時に買って、高い時に売る』です。
今が最高値でないことや、今後成長が見込める企業かどうか?などを見極める必要はありますが、あまり株価の上下に一喜一憂しないことが重要になってきます。

投資していた企業がなくなっては元も子もありません。
しかし、数年低迷しても『以前のように頑張ろう』と企業は努力しますし、市場も下がった後は元に戻ろうと回復の動きをみせます。
投資は長い目で付き合うことが大切な、中長期的な目線で行う資産運用方法となるのです。
貯蓄と投資、2本柱で資産形成することがベストといえるでしょう!
リスクは分散しよう!
1つの企業のみに投資していたり、1つの方法だけで運用していると、リスクは高いままになってしまいます。
そこで『リスクの分散』をしましょう。
『リスクの分散』こそ、安定した資産運用のカギになります!
『リスクの分散』の方法はいくつかあります。
株でいえば、複数の銘柄を購入したり、国内だけでなく海外銘柄と合わせて運用したり、同じ銘柄でも時期をずらして購入したりするなどですね。
ただ、個人でたくさんの銘柄から選ぶのはなかなか大変です。
また、株は基本1口100株からなので、初期費用がある程度なければできません。
そこで、『iDeCo』や『つみたてNISA』の登場です。
これらは個人や初心者でも、少額からリスクを分散して資産運用できる、非課税の投資制度なんです。
上にある円グラフは『ポートフォリオ』と呼ばれるものです。
全体のリスクを抑えるために、異なるいくつかの資産を組み合わせた一覧表のことですね。
100%のうち〇%を国内株式、〇%を海外株式、〇%を新興国インデックス…など、資産を分散するんです。
そうすることにより、悪い状態になっても、他でバランスがとれるようにするんです。
言ってることは分かったけど、初心者がやるには敷居が高そう!

って思いますよね。
そんな初心者におすすめなのが、『ファンド』を選んで運用すればO.K.の、先述した『iDeCo』や『つみたてNISA』なんです。
複利について
『ファンド』を説明する前に、『複利』について説明させてください。
投資には、『複利を利用して資産を増やせる』という特徴があります。
得た利益を引き出して現金化せず、そのまま運用資産に組み込むことで、雪だるま式に資産の増加が期待できるんです。
運用期間が長ければ長いほど、その複利効果は大きくなります。
また、投資期間が長いと価格変動リスクが小さくなって、安定した収益も期待できるんです。

何世紀にも渡って投資というシステムが生き続けているのは、このリターンが見込めるからなんですね!
それでは、実際どの程度増えるのでしょうか?
こちらは先ほどのうさぎ君のパターンで、資産がどう増えるのかシミュレーションしたものです。
青い部分が、元本(あなたが積み立てたお金)で、黄色い部分が運用利益です。
運用期間が長ければ長いほど、黄色い部分が増えているのが分かります。
分配金や利息を元本に組み入れ、その合計に対して利益がうまれる。
これが『複利の力』です。
このグラフはあくまでシミュレーションなので、実際はこのように都合よく上り調子ではないと思います。
しかし、『複利』を利用しない手はない、ということはご理解いただけたと思います。
『iDeCo』は定期預金・保険商品・投資信託から運用したい製品を選び、『つみたてNISA』は投資信託から運用したい製品を選びます。
どちらも、国が個人での資産形成を促進するためにスタートした制度ですね。
『iDeCo』も『つみたてNISA』も、『リスクを分散』しながら『複利の力』で資産運用することができます。
しかも非課税!
これがどれほどお得か、もうお分かりですよね。
ファンドとは?
さて、『ファンド』についてですが、ファンドは直訳すると『基金』のことです。
ただこの場合は、投資家から集めたお金でおこなった投資の、利益を分配する『仕組み』のことを指し、また、集めたお金を運用する『投資のプロ集団』のことを指します。
つまり、『〇△◇米国株式ファンド』であれば、❝〇△◇が運用するアメリカ株のおまかせ投資プラン❞といった意味になります。
〇△◇が投資家の代わりに利益が出るように運用してくれるのです。
有名どころでは『ひふみ』『ニッセイ』『三井住友』や『楽天』などがありますね。

こういった『ファンド』をいくつか組み合わせて、『ポートフォリオ』をつくるのです。
株をはじめるには、手元にある程度のまとまったお金が必要です。
しかし『iDeCo』や『つみたてNISA』なら、少額からバランスよく投資をはじめることが、非課税でできます!
つみたてNISAの詳しい内容はこちら▶NISA/つみたてNISAとは?
まとめ
今回は、投資の基本な考え方や、用語の解説をさせていただきました!
『全然分からない』から『ちょっとわかった』となってたなら嬉しいです。
つみたてNISAは口座開設までに時間がかかるので、迷ってるうちに申し込んでしまうことをオススメします。
不明点があれば、申し込んでいる間に調べてしまえばいいですし、申し込んだけどやっぱり運用しない、ということだってできます。
申し込んだ後審査があるので、1週間~10日ほどの時間がかかります。
勢いのある時にはじめられる様、先に申し込んでおいて損はないです!

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